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CANvasについて

みんなの交流館ならはCANvasは、楢葉町の中心部にあるコンパクトタウン「笑ふるタウンならは」内に建設された交流施設です。町民ワークショップで語られた想いをもとに設計され、2018年7月に開館しました。地域や世代、立場を超えた、出会い・交流・つながり・発見・挑戦が生まれる場づくりを通じて、“こころの復興”を象徴する施設を目指します。

人が集まり、みんなが出会い、交流する場・まちの目印、復興の象徴となる場・楢葉らしさ、情報、震災の記憶を発信する場・町内外、世代を問わず一人でも誰とでもゆっくり過ごせる場
隣接する「ここなら笑店街」は、スーパー、ホームセンター、飲食店、ベーカリー、理容室等11店舗が入った笑顔いっぱいの商業施設です。ウェブサイトはこちら

公共施設は、行政や専門家などが中心となり建設を進める“出来上がった施設“というイメージが一般的かもしれません。
しかし楢葉町には、そんな固定概念にとらわれない想いがありました。
「目に見えて復興が進んでいく中で、真に復興を象徴する施設って、どんな施設だろう。
それはきっと、震災がなければ想像すらできなかった施設をつくること。想いを形にする施設をつくること。
そんな“みんなの交流館”をつくりたい。」
楢葉を知り尽くした暮らしの専門家である町民の皆さんの声を聴くことから、CANvasのヒストリーは始まりました。

(1) お茶飲みワークショップから、全ては始まりました。

  • 第1回 平成28年10月16日 「なったらいいなこんな楢葉、できたらいいなこんな場所」 20代~80代までの方が集まり、楢葉のいいところや不安、期待などを語り合いました。
  • 第2回 平成28年11月6日 「あなたもまちの建築家~できたらいいな、こんな交流館」 建設予定地に実際に立って交流館と周辺施設等の人の流れなどを確認しました。
  • 第3回 平成28年11月27日 「ちゃんとできたか交流館、できたらいいな、こんなこと」 設計案を基に意見を出し合いました。
  • 第4回 平成28年12月18日 「これがみんなの想いを集めた交流館だ」最終的な設計案の発表と、感想の発表をおこないました。
  • 第5回 平成29年7月23日 「聞かせてください、みんなの想い」 交流館の屋外空間や家具について意見を出し合いました。
  • 第6回 平成29年9月3日 「家具や、屋外空間について考えてみよう」 第5回の意見を基にみんなで意見を出し合いました。
  • 第7回 平成30年2月23日 「町外の目線で交流館の活用を考えよう!」 県外よりボランティアに来ている大学生が活用方法を考えました。
  • 第8回 平成30年2月27日 「交流館を楽しむ企画を考えよう!」 県外に住む学生の皆さんに企画の提案をしていただきました。
  • 第9回 平成30年3月24日 「交流館でできること、やってみたいこと」 建設中の交流館・及び商業施設を見て交流館でできること等についてアイデアを出し合いました。

(2) ワークショップから出たアイディアが、“カタチ”になっていき...

(3) みんなの想いがギュギュっと詰まった交流館ができました!

大きな屋根のみんなのお家・オープンな空間・震災の記憶と記録を後世に
屋内外を一体利用・楢葉の景色を眺めて・情報が集まる場所
いつも変化のある施設・空間をカスタマイズできる・「CAN=できる」を叶える
はじまりの場所

町民の声を基に建てられた施設、これから多くの方が主体的にこの施設に関わり、みんなで創っていく=真っ白なキャンバスに描いていくような施設であってほしいという想いから名付けられました。CANを大文字にすることで、この施設の可能性や、「使う人の「can=できる」を叶える場所にしたいと想いを込めました。