CANvas誕生ヒストリー
公共施設は、行政や専門家などが中心となり建設を進める“出来上がった施設“というイメージが一般的かもしれません。
しかし楢葉町には、そんな固定概念にとらわれない想いがありました。
「目に見えて復興が進んでいく中で、真に復興を象徴する施設って、どんな施設だろう。
それはきっと、震災がなければ想像すらできなかった施設をつくること。想いを形にする施設をつくること。
そんな“みんなの交流館”をつくりたい。」
楢葉を知り尽くした暮らしの専門家である町民の皆さんの声を聴くことから、CANvasのヒストリーは始まりました。
CANvasのロゴについて
真っ白なキャンバス(=みんなの交流館ならはCANvas)を囲む、楢葉町の美しい夕焼け(=赤)、自然豊かな山並み(=緑)、川や太平洋(=青)を光を表すストライプで表現しました。また、使用している3色は、震災、全町避難、そして帰町を経て、新たな道を歩む楢葉町の姿も意味しています。故郷に戻って暮らすひと、新たな場所で暮らしているひと、移住してきたひと。この三原色の交わりで生まれた真っ白なキャンバスが、地域や世代、立場に関係なく、誰にとっても使いやすい“みんな”の施設であってほしい。そして、この施設で生まれる新たな出会い、交流でキャンバスを彩ってほしい。そんな願いが込められています。
CANvasという施設名について
町民の声を基に建てられた施設、これから多くの方が主体的にこの施設に関わり、みんなで創っていく=真っ白なキャンバスに描いていくような施設であってほしいという想いから名付けられました。CANを大文字にすることで、この施設の可能性や、「使う人の「can=できる」を叶える場所にしたいと想いを込めました。